Sweet 19

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◇◇ 俺は舞台の上で妖怪を演じながら、客席に視線を送る。 笑顔の子供達に混ざり、泣きながら舞台を観ている美紅をずっと見ていた。 美紅… なぜここに来た。 この間、男性と一緒だっただろ。二人で仲良く手を繋ぎ、買い物していたじゃないか。 あいつは美紅の恋人だよな? だったらなぜ… 俺を、今さら惑わす。 四十分後、一回目の公演が終わり、俺は着替えて美紅の傍に行く。 公演が終わりガランとした観客席に、ポツンと美紅が座っていた。
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