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「美紅と一緒に暮らしたい。美紅のご両親に挨拶に行くよ。二人の交際を認めてもらえるまで、何度でも会いに行くよ」
「…ぅん」
再び泣き始めた美紅。
俺は美紅の涙を拭う。
「泣いても、俺は抱くのやめないから」
「…い…じわる」
美紅が俺の首の後ろに、両手を回し抱き着いた。
何度もキスを交わし、再会出来た喜びを心と体で感じあう夜。
甘い吐息だけが…
静かな部屋を埋め尽くす。
もう…
二度と離さない。
絡まる指先に愛を誓いながら、俺は美紅とひとつになった。
「愛してる…」
感極まった俺の目から…
涙が零れ落ちた。
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