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「お願い、いいでしょう?」
「その前に、美紅の両親に会ってケジメつけないとな」
「うん、わかってる。でもいいでしょう?お願い」
私は両手を合わせ、葉月さんを拝む。
だって離れたら、本当に葉月さんがまた居なくなりそうで、不安だったから。
「しょうがないな、好きにしろ。その代わり毎晩覚悟しろよ」
「…はっ?覚悟…?」
覚悟って…?なんの覚悟?
まさか…お仕置き!?
私はカーッと顔が火照る。
トーストをかじりながら、葉月さんはニヤッと口角を引き上げた。
やっぱり…
葉月さんはイジワルだ。
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