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「おめで…とう。美紅…」
「ありがとう。パパ…」
私は父に抱き着き、頬にキスをした。少し照れ臭そうに笑った父。私は父と約束を交わす。
「パパ、これは予行練習だからね。本番は教会だよ」
「…そう…だな。葉月君、美紅を頼みます。今までの無礼を…許してはくれないか…」
「お父さん、こちらこそご挨拶もせず、美紅さんと暮らしたことを許して下さい」
「…きっと天罰が下ったんだな。だから…こんな病気に…」
「お父さん、俺達は一度離れたからこそ、互いの絆が深まったんです」
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