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数ヶ月もすれば、社長も回復し仕事に復帰出来ると信じていたから。
――社長が入院し、一ヶ月が経過。俺はWORLDに出社し、仕事をこなす。ジュリアンナ化粧品の広報担当者と念入りに打ち合わせをし、日本向けと全米向けのCMの企画を立てる。
そして他社の仕事も、同時に進めた。
社長は会話も普通に出来るようになり、俺と美紅は安心していた。
日曜日、美紅の母親に呼ばれ俺達は実家に出向いた。リビングに通された俺達はソファーに座る。美紅の母親は心なしか疲れているように見えた。
「わざわざお休みのところ、すみませんね。葉月さん仕事はどう?」
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