Honey 1

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優が笑いながら、私の掌の中のリングを左手の薬指にはめ、再びキスを落とした。 「泣いても、止めないよ」 「…優」 「美紅を抱くから」 優は私の唇を優しく塞いだ。深くなるキスに、私の呼吸も乱れる。 「優…待って」 「待てないよ」 「お願いがあるの…」 「なに?」 「そのメイク、先に落としてくれない?」 「もうストップきかないよ。落とさないとダメ?」 「ダメ!」 「美紅はイジワルだな」 「ダメったら、ダメ」 甘い香りに包まれながら、私達は何度もキスを交わした。
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