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「優、優、優」
優の耳元にフーッと息を吹き付ける。
「あー!!仕事にならないだろ!」
バンッて机を両手で叩いて、優が私に視線を向けた。
う、わ、わ、おっかない。
怒ったよね?
やり過ぎたかな。
優に抱き着いていた手を、そーっと離し後退りした。
書斎から逃げ出そうとした私、グイッと腕を捕まれる。
「コラッ!」
「ご、ごめんなさい」
「気分転換に、公園でも行くか?」
「えっ?ほんと?」
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