Dear 1

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「したい、優の奥さんはパソコンじゃないでしょ」 ツンと尖らせた唇に、優がチュッとキスをした。不意打ちのキスに、私はドキッとする。 「…すぐる」 「くくっ…、パソコンとキスは出来ないからな」 イジワルな旦那様。 憎らしいけど、ちょっと嬉しい。 優は書斎を出ると、クローゼットから白いコートを取り出し、私に着せた。 首には白いマフラー、頭には白いニット帽。 「はい、雪だるまの出来上がり。寂しがりやの奥様、散歩に行きますか?」 「うん」
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