Dear 5

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◇◇ 俺は美紅が病院から居なくなり、必死で美紅の行方を探した。 都内のホテルに問い合わせたが、『個人情報保護の為に、宿泊しているかどうかは教えることは出来ない』と、どのホテルでも拒否された。 警察に届けたが、『自殺の心配もなくただの家出に過ぎない』と、相手にされなかった。 美紅がいなくなり、三日目の朝…。 会社は本田と守本に任せ、俺は美紅の帰りを待ち続けた。 ――その時… 玄関のドアが小さな音を鳴らした。静かな足音が聞こえ、リビングのドアが開いた。
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