Dear 5

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「優…お願い。あと一ヶ月でいいの。この子が無事に産まれたら、辛い治療も私は頑張れる。この子の為に…生きてみせる」 「美紅…本当にそれでいいのか?」 「…そうしたいの」 「わかった。明日もう一度先生と相談しよう。だから、もう何処にも行くな。頼む…俺の前からいなくならないでくれ」 「…うん。優の傍に…ずっといるから」 俺達は泣きながら、唇を重ねた。 『本当にこれで良かったのか』 『自分の下した判断は誤りではないのか』 唇を重ねながら、何度も自責の念にかられた。
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