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二時間後、手術中のランプが消え、手術室のドアが静かに開いた。
俺達は看護師に呼ばれ、手術室の隣にある部屋に通された。
暫くして、執刀医が室内に入って来た。
「先生」
俺は思わず椅子から立ち上がる。
「ご主人、椅子におかけ下さい。まずはお子様の出産、おめでとうございます。正直今回のようなケースは、医師として危険な賭けでした。赤ちゃんは無事に千グラムを超し本当に良かったですね。まだ安心は出来ませんが、あとはＮＩＣＵにお任せ下さい」
「はい、ありがとうございます」
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