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「妹?」
「ゆりあちゃんのママが、美生のママとパパにお願いしたら、赤ちゃん出来るよって言ったの。美生も赤ちゃん欲しい」
「…赤ちゃんはね、神様が授けてくれるの。だから、パパとママにもわからないの」
「神様?」
「うん、そうだよ。だからママにもわからないの。ごめんね」
「つまんないな。神様に頼めば赤ちゃんくれるかな?お手紙書けばいいの?」
「…美生…ごめんね」
美生の無邪気な言葉に、胸が痛んだ。
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