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――午後二時過ぎ、仕事を片付け家に帰る。優もWORLDの仕事をするため、一緒に帰宅することになった。
職場を離れ、車に乗り込んだ途端、優は社長から旦那様に戻る。
「ていうか、俺も気を使うから、Angelで働くのやめない?」
「やだ、働かせて。Angelで雇ってくれないなら、WORLDに転職するからね」
「WORLDでも雇ってくれないよ。美紅は仕事出来ないから。けど何故か憎めない」
優は半ば呆れたような顔をし、私の頬にチュッとキスをした。
「んふ、幸せだな」
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