Dear 15

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「そうしてやりなさい。きっと不安なはずだから。美紅ちゃんももう大丈夫。きっと完治するに決まってる。父さんも昨日神社に祈願したらしいよ」 「あの親父が?」 「そうだよ。美紅ちゃんは大切な家族だからね」 「…そうか。親父に無事に手術が済んだと伝えてくれ」 「わかったよ」 滅多に笑わない無口な親父が、美紅の為に神社に足を運んでくれたと聞き、俺の胸は熱くなる。 お袋をマンションへ送り、俺は再び病院へ戻った。
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