Dear 15

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病室に入ると、美生は美紅のベッドに潜り込み、二人で頬を寄せ合い眠っていた。 窓から差し込む柔らかな陽射しが、二人の横顔を優しく包む。 俺は眠っている二人の額に、そっと口づけた。 ベッドの傍にある椅子に座り、二人の寝顔を見つめる。 愛しい…俺の家族。 この二人を… 俺はずっと… 守ってみせる。
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