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でも、私は…
絶対に負けたりしない。
どんな事があっても…
どんな体になっても…
私は…生き続ける。
優が母と一緒に病室を出たあと、美生はベッドに潜り込み、甘えるように私に抱き着いた。
「美生、ママはもう暫く入院しないといけないの。美生はお留守番出来るかな?」
「出来るよ。おばあちゃん面白いの。パパを怒るんだよ」
「パパを?」
「うん、パパより恐いの」
クスクスと美生は楽しそうに笑った。
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