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「パパより恐いの?それ、凄いね」
「きゃはは、パパがごめんなさいって言うの。でも、おばあちゃん美生には優しいよ」
「そう。良かったね」
私は美生を抱き締め、頭を撫でる。美生は私に頬を寄せ抱き着いた。
「ママ、早く帰って来てね。約束」
「うん」
二人で小指を絡ませ、指切りをする。美生はにこにこ笑いながら、私に愛らしい笑顔を向けた。
太陽の陽射しに包まれ、いつの間にか眠ってしまった私達。目を覚ますとそこには優しい眼差しの優。
言葉を交わさなくても…
優の気持ちが伝わる。
私の…
大切な人…。
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