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優が私を引き寄せ、優しく抱き締めた。
「美紅は再発なんかしない。残りの八十五パーセントは完治してるんだよ」
「わかってるよ。もしもだよ…」
「もしも再発したら、俺の寿命を美紅に分けてやるよ。絶対にお前を死なせたりはしない」
「…すぐる」
優…
いつもあなたは優しくて。
いつも、不安な私を…
全部受け止めてくれる。
優がいてくれるから…
私は今まで辛い治療も乗り越えてこれた。
あなたに…
私はいつも支えられている。
感謝しているよ。
優…ありがとう。
どうか…
このまま…
優の傍に…いさせて下さい。
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