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「じゃ、今日はもうお開きね!二人ともオレの弟子にしてあげるから明日またここに来るように!…毎日オレと打てば強くなるよ!」
「はい、…宜しくお願いします」
まだ?な事はいっぱいあるけど、思っていたより楽しかった。
皆でワイワイするのも居心地がよかった。
…勇気出して囲碁部に見学来てよかった!
緊張は、いつのまにかワクワクへと変わっていた。
「未來!携帯番号教えて」
猛先輩は私の側に来ると携帯片手に、にこっとした。
…うわ、眩しぃ…!直視、出来ない。
…私が断るなんて…微塵も思ってない…
「…はい」
私は勿論断る理由なんてなくて、緊張で少し震えながら電話番号とメールアドレスを赤外線で送った。
………うん。
…ちょっと、
嬉しいかも…!
男友達が少ない私には、もちろん番号聞かれる事なんてホントにまれで、なにより、聞いて来た相手が超イケメン!
…ちょっとチャラいけど…。
あまり無い体験に、少し沈みがちだった私の心は久しぶりにウキウキと浮かれ始めた。
「OK!気が向いたら電話するね!じゃ、お疲れ~」
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