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家に帰った私は、自分の部屋で温かいココアを飲んでいた。
「っ疲れたぁ~っ!」
思わず独り言も大きくなる。
囲碁に凄い魅力を感じた。
…そして、猛先輩にも……
私のなかで最初??だった、囲碁と猛先輩は今はもうすっかりイコールに思考回路が繋がってしまっていた。
ココアをまた一口飲む。
今日、初めて囲碁に少しふれたけど、まず感じたことは『囲碁の世界は掴み所がない』だった。
『囲碁は宇宙』…って、猛先輩は言ってたけど、まさに果てしない冒険の旅に出た気分。
…猛先輩、やっぱり不思議な人
…彼も掴み所がない…
……掴むと言えば、
「さっき私、猛先輩と手繋いだんだよね…」
私はその時を思い出してぼっと熱くなった。
なんだろ?
初めて会った男の人だったのに、
私、嫌じゃなかった…
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