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猛先輩は、自信家だと思う。
そして、私には無いものをいっぱい持っているのは事実で少し、羨ましくおもった。
最初に感じたキラキラオーラの正体がなんなのか、その答えが少しわかった気がした。
『未來、今度デートしようね』
デート!
…私と、猛先輩が?!
胸がまた一気に高鳴りだす。
デート…
想像しただけで、クラクラする。
何かが内側からぶわっと溢れてくる。
さっき私は携帯番号を聞かなかったことに凄く後悔した。
見た目チャラいけど、囲碁を真剣に打つ猛先輩に凄く…興味がある…!
だからせっかくデートに誘ってくれるのなら……行きたい!!
猛先輩とデートしてみたい!!
…デート、
行ったこと無いけどね…
「………はぃ…」
…声、掠れちゃった。
喉カラカラ。顔が火照ってる。
・・・私今顔真っ赤だろうな…
返事だけで、
もう言葉出てこない…!
こんなんで私、デートちゃんと出来るかな…
『OK!じゃ、またね!』
「っ?!猛先輩、あの!」
『ん?』
あ、引き留めちゃった…!
さっきからうまく喋れないのに電話切りたくなくて思わず…
「…あの、私、囲碁強くなりたいので、その…宜しくお願いしますっ!」
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