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『…うん、わかった。放課後囲碁用意して待ってるから!』
「は、はいっ」
『おやすみ~』
「…あ、…おやすみなさい」
プッ―――…
…電話が切れた後も、私は携帯を握り絞めたままさっきの話の内容が頭の中でぐるぐる回っていた。
「っダメ!やっぱりだめっ!」
思わず頭をブンブン振った。
…ヤバい。
「はまったら私たぶん傷つく…半信半疑でいよう…うん!」
いろんな意味で信じれない。
……でも、どこかで期待している自分がいる。
急速に私は転がり落ちていってる。
こんな感覚初めて…!
止まらなくちゃ!
…危険な気がする。
でも、この先も気になる…
私は相反する二つの感情をもて余していた。
「私、今日は寝れないかも…」
疲れているはずなのに悶々としたまま、夜は更けていった…
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