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…?!
私の頭に大きな?マークが降って現れた。
初対面の人にストーカー&マジウザいと言われてしまった私…
…マジ意味分かんない!!
「ち、違います!私ストーカーじゃありません!」
絞り出すように発した声は、少し震えてしまった。
「あなたに用はありません。私、囲碁の見学に来ただけです!」
「………囲碁?」
すると教室の窓際まで移動していた失礼なチャラ男は、一瞬固まった後、凄い勢いで私のいる入口へ戻って来た。
「へぇ!囲碁部の見学?…あんた、囲碁ガール?」
「?…囲碁ガールって何ですか?」
「はぁ?知らないの?囲碁ガール。じゃあ何でここに来たの?」
「囲碁を知りたくて、ってあの、あなた関係ないですよね?この教室の人ですか?囲碁部の人は何処にいるか知りませんか?」
「………」
こ、怖いっ…!!
なんか偉そうだし…
いったいなんなの?
この人!!
「オレがそうだけど?」
「………へ!?」
「オレ囲碁部の部長」
「…え、あなたが?まさか…冗談でしょ?!そんな風に見えない!…ありえない…!」
渋谷とかで遊んでそうな目の前のお兄さんは、囲碁とは無縁に思えた。
「あんたオレに失礼」
「!?っあなたの方が!初対面の私にウザいとか、ストーカー呼ばわりっ、…私に失礼です!!」
「…へぇ…あんた、オレにそんな口聞くんだ…」
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