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――とまあ、大層な演説は置いといて、今は問題に集中しよう。
えーっと、かなりログをフィードバックして……、あったわ。
今片付けなければならんのは『部活』についてだ。めっちゃ脱線してたな。
我が高校――夢野高校というのだが、なかなかに優れた学校だ。
偏差値は県内でも上位に食い込むし、私服登校あり。ついでに可愛い女子が多い……らしい。
女子って怖いよ。男は単純だからすぐに騙される。美少女にお菓子を渡されたら思わず着いていっちゃうくらい。
恨み妬みは激しいし、同じ女子の大半は敵っていうし、男子よりも数学に秀でているし。
その点、男子はアホだ。大半が見た目と会話が頭脳に比例する。
しかも最近彼女に期待する特徴も注文多いしな。宮沢賢治もびっくりするくらい。
やれ料理は上手だの大和撫子だの髪は黒髪ロングだの。おいそれどこの俺だよ。
「……、」
っといかんいかん。また脱線しかけた。つーかしてた。
学習能力の低い自分に対してため息が漏れそうになったが、それは躊躇われた。
何せ今いるのは図書館。沈黙が最大のマナーであるここでは、ため息さえ吐くのは憚られる。居心地最高。
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