【番外編(1)】いちばん大切なひと

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  しばらく飲んで食べて、だいぶお腹も満たされてきた。 澪先輩のおすすめだけあって、どれもすごく美味しくて、ついつい食べ過ぎてしまいそうになるのを修平が抑える。 「もう十分だろ。それ以上食ったらお前、また腹壊すぞ」 「そ、そんなことないもん!」 「そんなに急いで制覇することないだろ。また来ればいいだけなんだから」 「……」 確かにそう、だけど。 そう出来るかは、今日この後の話の結果によって、変わってくる。 もしかしたらもう二度と、こんな風にふたりで向き合って飲むことなんて、ないのかもしれない。 .
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