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ずっと、ずっと、目の上のたんこぶみたいに思ってた。
何言われてもムカついて、馬鹿にされてばっかりで、邪魔で邪魔で仕方なくて。
コイツのせいで私の恋はうまくいかないんだって決めつけてた。
だけどその分、何があっても離れることはないんじゃないかって、心のどこかで思っていたみたい。
だって、修平がどこかにいっちゃうなんて、考えたこともなかったんだよ?
不思議だよね?
本当の気持ちは、いつもそこにあったのに、気がつくのに23年もかかっちゃったよ。
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