【番外編(1)】いちばん大切なひと

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  ずっと、ずっと、目の上のたんこぶみたいに思ってた。 何言われてもムカついて、馬鹿にされてばっかりで、邪魔で邪魔で仕方なくて。 コイツのせいで私の恋はうまくいかないんだって決めつけてた。 だけどその分、何があっても離れることはないんじゃないかって、心のどこかで思っていたみたい。 だって、修平がどこかにいっちゃうなんて、考えたこともなかったんだよ? 不思議だよね? 本当の気持ちは、いつもそこにあったのに、気がつくのに23年もかかっちゃったよ。 .
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