毒と風

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「おい、お前に一つ聞きたいことがある」 「うん?何だ」 それから俺は学ランに着替え、コイツの分の朝食を作って食べていた 「お前自分の事を妖怪と言ってたな・・・どうゆう事だ?」 「ああ、そのままの意味だ。我は妖怪だ」 「・・・・・・・お前頭大丈夫か?」 「な!本当の事だぞ!」 「はぁ・・・・じゃあ分かったお前が妖怪だという事は信じよう」 「貴様信じてないな・・・・」 もう少しまともな奴だと思ったんだがな・・・・ 俺は心の中で失望と同情とほんの少しの哀れみのため息を吐いた 目の前でわーわー騒いでいる奴を無視しながらテレビに目を移した 『8:10』 テレビに写された時間が目に飛び込んでくる 「・・・・・・やべぇ」 焦った俺はこの後急いで家を飛び出していた
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