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ここで一つ昔話を
昔々あるところに三影月村と言う所がありました
そこには人間はおらず妖怪が住んでいました
それぞれ十二の里に分かれてあり
それぞれの妖怪が住んでいました
ある日
この村に一人の旅人が流れ着きました
その旅人は既に体がボロボロで村の一つの里で介抱を受けました
それ以来旅人は介抱を受けながら里に留まりました
その後順調に回復した旅人はその村の住人となりました
村の妖怪達と助け合いながら親しくなっていました
そんなある日旅人は村の代表者に呼び出されました
そしてこう言われたのです
「妖怪にならないか?」と
その次の日から旅人はまるで人が変わったように性格が変わりました
どこまでも力を求めるようになり
ついに里の代表者を一人
殺してしまいました
その為村から追放を受けました
しかし彼らは気づいていませんでした
その旅人は殺した代表者から力を奪った事に
旅人は出て行きました
里を一つ『潰して』から
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