三影つ村

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ふ、今更だがおかしな話だ まさかあのジジイがあんな事言うなんて 「紅蓮さん、着きましただ」 俺が考え事をしている内に着いていた 「ここが朱月家の別荘ですじゃ」 「・・・・デカいな」 自慢ではないがあのジジイは若い頃不動産をやっていたらしい その儲かりで別荘を建てたと聞いていたが まさか、ここだったとは・・・・ 「それじゃあ、ワシは自分の家に帰りますだ。何かお困りの事があったらなんでもお申し付け下さいな」 そう、銀平さんは言い残して向こうに歩いて行った 「いや、なぜジジイがこんなド田舎に目立つ別荘なんて建てたんだ・・・・」 俺は疑問に思いながらも自分の荷物を下ろすため 別荘に入って行った
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