学校!そして友達

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あんな小柄で握ったら折れそうな細い腕をしながら人間離れした魔法を使う。 俺からすれば魔法を使う時点で人間離れしてんだけど… 俺とリリアは王家の血筋だから強力な魔法を使うこともできる。 けど、一般人で強力な魔法を使う事は出来ないそうだ。 もしかして…ユリアも王家の血筋なんじゃないか? 「ねぇ…。」 もしくは隠して忍び込んでいる暗殺者? 「ねぇ~聞いてるの?」 考えすぎか?いや、これから共に動くなら何かしら手は打っておくべきか? 「キア!聞いてるの!?」 「はひぃ?」 リリアが膨れっ面で俺の目と鼻の先にいた。 「ちょっ!近いから!」 「もう~そんな反応しないでよ。 こっちまで恥ずかしくなっちゃうじゃない! そんな事より校長の討伐依頼よ。 今日報告に行きましょう。」 「何を報告するんだ?」 「メンバーが揃ったじゃない。 校長先生の課題は一つクリアよ。」 「あぁ。そう言えばそうだったな。 それじゃ放課後ユリアも集合してから行こうか。」 「よし!討伐なら俺に任せろ。 絶対に期待に応えてやる!」 レビンが何やら楽しそうなのは何故だ? 分かった! こいつは…バカなんだ。きっと。
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