第2話 : 自分

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ピロロンッ♪、ピロロンッ♪ 携帯の着信音に起こされ布団の中から手を伸ばす、 私こんな着信音にしたっけ? それよりも土曜日の朝に電話してくるなんて誰? まだ完全に起きていない頭で携帯を掴み、 鳴り続ける電話にでた 「ふぁ~い…なに… 『何じゃないわよ、まさか寝てたんじゃないでしょうね!?』 私の声に友人の焦った多ような声が重なった、 「まさかって今日は土曜日だよ?寝てたって良いじゃん」 『あんた今日会議があること忘れてた!?』 友人の呆れたような怒るような声とその内容に 完全に目が覚めたと同時に首を傾げた、
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