0人が本棚に入れています
本棚に追加
『え?…2025年だけど…ほんとに大丈夫?』
怪訝そうな雪乃の声を呆然とした頭で聞き流した、
「…大丈夫じゃない」
・・・2025年?嘘でしょ、今は2015年じゃないの?
目の前のカレンダーが示すのは2025年の3月、
雪乃もそう言った、自分の記憶が正しければ
私は10年後の年にいる、つまり未来に来ている、
「私、タイムスリップしたの?」
『…とりあえず普通じゃないみたいだから今から
そっちに行くわね、今家よね?そこにいて』
あまりに突然であり得ない出来事に呆然として、
携帯から聞こえる雪乃の声なんて聞こえなかった。
最初のコメントを投稿しよう!