第2話 : 自分

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とりあえず私も椅子に座り 今の状況を話した。 「…何となく分かった、つまり貴方は高校の時の紗香で どういうわけか未来にタイムスリップしてきたと…」 私の話を聞いていた雪乃が凄くざっくりとまとめてくれた、 「分かってくれた?というか信じてくれたの?」 理解してくれたのは良かったけど、 正直いきなりの話で信じてくれるか心配だったんだけど 「だって現に目の前にその頃の紗香そっくりの貴方がいれば 信じるしかないでしょ」 ああ…このあっさりとした感じは雪乃だ、10年後も相変わらずらしい。 「けど問題はなんでこんなことが起こったか… 頭打ったりした? 事故とか…」 「いや、打ってないけど…事故とかやめてください」 何てこと言うんだこの人
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