第2話 : 自分

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「ごめん、つい…じゃあ何か変わったことは?」 笑ってるし…からかわれた? 「特には、普通に過ごしてたけど…」 本当に何もなかった、寝てたらいきなり此処にいて… 訳も分からず今に至ってる、 「そっか、糸口なし…」 雪乃も困ってるよね、私も困ってるし、 でも私がここにいるってことは… 「こっちの私は?」 「さあ…今日は見てないわ」 雪乃が首を傾げる、 この家にはいないし靴もさっき玄関にあった、 ということは外には出ていない。 「この時代の私は入れ替わりに 過去の世界にいったのかな?」 「この手の話だとそれが無難ね」 ますます現実味がなくなってきた…
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