第2話 : 自分

19/22
前へ
/36ページ
次へ
「ありがと、じゃあまたね、お休み」 「うん、また、気をつけて」 少し感動的?になってたのに別れはあっさりとして 雪乃は帰って行った。 1人になるとまた現実味がなくなってきた、 ほんとに夢なんじゃないかと思いながら、慣れない家で寝る準備をした。 お風呂とか入る気になれないしそのまま寝ちゃお… 布団にダイブすると一気に眠気が襲ってきた。 このまま目が覚めたらいつもの私の部屋で、 土曜日の朝にもどっているか、それともこのまま10年後の日曜日… いつもの生活に戻るか、大人の雪乃と元に戻る方法を探すか… どちらにしても数時間前の不安はなくなっていた。
/36ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加