第2話 : 自分

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______________________________ __________________ 窓から差し込む朝の日の光で目が覚めた、 目を開けて頭を動かして部屋を見わたす。 カラフルな家具たちが目に入る、 体を起こして使い慣れた携帯を確認すると2015年の土曜日の朝を表示している。 ということは、時間はたっていない、 「……夢だったか…だよね、タイムスリップとか…」 普段見ない夢を見て不思議体験をしたと勘違いしたんだ、 携帯をしまいため息をつく、右腕を見ると夢でみた雪乃の髪ゴムがあった、 ふと前髪を触ると寝る時もつけていたヘアピンがなかった。 「…まさか、ほんとに未来に行ってきた?」 …よく分からなくなった、 寝起きで頭が整理できない。 そこに携帯からお気に入りの曲が流れ着信を知らせた。
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