第1話

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【あの二人、見えるらしいな。】 【珍しいね、かまってくれるかな。】 【驚かしてやるかな。】 ふぅ… 今日は、やけに多いな。しかもうるさいと来た。 消すか……。 バシュ! キィィィン! 【おわ!何だあれ、捕まりそうだった。】 【消されるぞ、逃げろ!】 「逃がさないぜ。」 タン! バシュ! ザク! 私が消そうと思ったのに、見事に横取りされた。 まあいいか。 「この街は、なんでこんなにも多いんだろうね。」 私が問う。 「さーね、祓う奴がいないんじゃね。」 こちらは、私の兄だ。 私は、姶良。俗に言う霊能者だ。 兄は、雄也。こちらも、霊能者だ。 「さあ、仕事しようか。」
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