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わたし達は、小さい頃から不思議な力があった。
その力は、人に恐れられたり、利用されたりする力だった。
その力を活かすために、わたし達は人助けを始めた。
「めんどくさい事を始めてしまったな、昔の自分。」
本当に、めんどくさい。楽しいんだけど。
「そういうなって、昔はノリノリだったじゃんよ。」
そうね、昔はノリノリだったけど、今じゃ痛いだけよ。
「ほら、今度の依頼だ。」
差し出された紙を見る。
「ふーん、結構たくさんの霊能者を雇ってんだ。そんなに、切羽詰ってんの。」
「幽霊が出れば、切羽詰るだろぉよ。」
まあ、確かにそうなのだが、人数を呼べば解決するとは限らんだろう。
「質より量ってことじゃねーのか。」
面白そうだから受けるけどな。
楽しめるといいな。
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