第1話

3/4
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/4ページ
わたし達は、小さい頃から不思議な力があった。 その力は、人に恐れられたり、利用されたりする力だった。 その力を活かすために、わたし達は人助けを始めた。 「めんどくさい事を始めてしまったな、昔の自分。」 本当に、めんどくさい。楽しいんだけど。 「そういうなって、昔はノリノリだったじゃんよ。」 そうね、昔はノリノリだったけど、今じゃ痛いだけよ。 「ほら、今度の依頼だ。」 差し出された紙を見る。 「ふーん、結構たくさんの霊能者を雇ってんだ。そんなに、切羽詰ってんの。」 「幽霊が出れば、切羽詰るだろぉよ。」 まあ、確かにそうなのだが、人数を呼べば解決するとは限らんだろう。 「質より量ってことじゃねーのか。」 面白そうだから受けるけどな。 楽しめるといいな。
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!