季節遅れの雪
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優しく見つめる環兄の瞳。 「私、環兄が好きみたい。」 その瞳がキョトンとした。 何を言われたのか理解できないのだろう、クエスチョンマークが見えた。 「でもまだリクさんが1番なんだ。」 「雪…?」 「私は…ずるいから…リクさんの事忘れられていないのに、環兄を失うのも嫌なんだ。」 「失う?」 「怖かった。」
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