プロローグ

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父さんが俺と陽を抱きかかえベットがよく見える様にすると、こう言った。 「お前らの妹だよ、良かったな。」 そう言って指差した先には、小さくて真っ白な赤ちゃんがいたんだ。 その時、俺は思った。 俺たちに妹が出来たって。 すごく嬉しかった。 それが俺の1番古い記憶。 それは3月の雪の日だった。
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