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「とりあえず、姶良!一番幽霊に接触出来る場所を探したらどうだ。一気に片付けた方がいいだろ。」
まあ、そうなんだけど、探すの疲れるんだよね。
「幽霊がいる場所が解るのか?」
業さんが反応しました。びっくりです。
「ええ、結構くっきり見えるので。」
ふーん、と言う反応をいただきました。
さあ、探しますか。私は目を閉じて集中する。
どこに、いるかな。
「一番多いのは、一階の倉庫みたいなとこです。でも、結構散り散りになっててちょっと時間かかるかも。」
皆さんがうーんと、うなってます。
「お嬢ちゃん、強い奴はいるのかい?」
「いますね、五、六匹ぐらいかな。これも、いろんなところにいる。」
強いから、ちょっと派手な戦いになるかな。
「じゃあさ、雑魚をとりあえず減らしてからの、大物だな。」
まあ、雄也の言う通りだがな。でも、
「それじゃダメ、雑魚をいくら倒しても無駄、新たにまた入ってくるから。」
「そうなのか!」
櫂さんが驚いてます。
「周りの街などが、幽霊のたまり場になってるらしく、雑魚が倒されると、別のやつを呼び寄せてしまうらしいです。」
でもまあ、雑魚と大物を一気に倒せばいいし、無理でも、大物を先に倒して、雑魚を倒し、この建物をに、幽霊が入れないようにすればいいのだから。
「じゃあ、大物を先に倒してしまえばいいのね。」
「そうも、行かないだろ。雑魚が邪魔で払える物も祓えない。」
業さんがが冷たく言い放つ。確かにそうなのだが、言い方が冷たいです。
「雑魚は、私の能力でなんとかなります。倒せるわけでわないですが、かえってその方が都合がいいです。」
「お嬢ちゃんの能力って何だ?」
「結界を張ったり、術式などです。」
結界や術式で閉じ込めたりして、雑魚を動けないようにして、大物を倒す。
「おい、姶良。」
「なんでしょう、業さん。」
「別に、敬語じゃなくていい。呼び捨てで頼む。」
「解った。で、どうしたの業?」
業が、ちょっと照れていたことは姶良は気づいていない。
「姶良、雑魚は沢山いるんだろ、体力は大丈夫なのか?」
ああ、そう言う事ね。
「大丈夫。」
「そう言えばさぁ、俺の気って電気じゃん。皆は何?」
ああ、そう言えば聞いてなかった。
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