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「俺は、土だ。刀を良く使うな。」
櫂さんは土ですか。
「私は木よ。使う武器は扇子よ。」
扇子か、かっこいいな。
「俺は、風だ。武器は特にないが、書いた絵を具現化して戦うことができる。そして、話が戻るが雑魚を倒すのは姶良だけじゃきついだろ。俺もやる。」
雄也が少しムッとした顔をした。
「そうだね、よろしく。」
確かに、私は術式と結界を極めたから攻撃力がかなり低い。誰か一人いたほうが断然いい。
「お嬢ちゃんが、雑魚を動けないようにして倒すんだろ。大物はどうするんだ?」
「それは、大物だけを一つの部屋に閉じ込めます。それで、倒していただければいいと思うのです。」
この方が効率的だ。私の術式を使えば、特定の幽霊を集めて閉じ込めるのはとても容易い。
「こいつらと一緒にやんなきゃ行けないわけ!嫌だわ。」
浅子さんが喚き始めました。
「こっちだって嫌だよ、こんなおばさんと。」
雄也が憎まれ口をたたく。浅子さんはまだ、20代だと騒いでる。
「お嬢ちゃんの意見に賛成だぜ、まあ、せいぜい足を引っ張らない程度に頑張ってくれよ。それとお嬢ちゃん、敬語じゃなくていいと思うぞ。」
じゃあ、敬語じゃない方向で。
そして、わたし達は作戦を立て始めた。
「じゃあ姶良、俺たちはここで待ってればいいんだよな。」
「うん、後は術式により大物たちが来るから。」
大物たちを倒すのは、リビングだ。事前に家の人達には避難をしてもらっている。幽霊とはいえ危険なことには変わりない。
「お嬢ちゃん、大物はどれぐらいいるんだ?」
「六匹。」
結構多いな、1人2体だ。
「俺たちは、雑魚を捕まえに行くか。」
うん、もうそろそろ大物がくる。そいつらに接触しないように雑魚を捕まえて倒す。
さあ、作戦開始!!
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