プロローグ 黒崎家の朝

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プロローグ 黒崎家の朝

ある朝の事だ。 『一護!そろそろ起きろ遅刻するぞ!』 と騒がしいのは一護の兄、夜白だ。 「んー…うっせーな…今日は土曜だろ。もう少し寝かせろよ…」 と朝から愚痴る一護。 夜白は既にハイテンションな為少々暴走気味である。 『いいから早く起きろ!お前が寝てたら俺が暇なんだよ。』 一護は内心「知るかよ…」 と思いつつ、二度寝しようとしたその時だった。 『グッモーニング!夜白、いっちごー!』 すかさず夜白は避ける。 一護に向かってくる物体(?)に一護は飛び起き「何するんだよ!?クソ親父!」 と暴言を吐き避ける一護。 『酷いじゃないか!父さんがあさかr「うっせーな!クソ親父!」 と怒鳴る夜白と一護。まさに異口同音である。 『だいたい!父さんが窓から落ちたらどうするだ!』 と夜白より更にハイテンション人が夜白、一護の父一心であった。 「てめぇは窓から落ちても死なねーだろうが!」 と窓枠にしがみ付いている一心の手を持ち上げ落とそうとする。 『痛い!痛い!一護やめt…ぎゃぁぁぁあ!』 と途中で叫び声に変わった一心は二階の窓から落ちた。 「…ったく!なんでうちは朝からこんなにテンションが高いんだよ…」 とブチブチと文句を洩らす一護に対し兄、夜白は 『やーっと起きたか…。ねぼすけ一護が!』 と呆れながら言ってはいるが顔を見るとニヤけている。 「うるせーよ」と吐き捨て一階に降りる。 台所から母、真咲が顔をのぞかせた。 『あら、おはよう一護。』「はよう。母さん」 と返す。奥から双子の妹遊子、夏梨が来る。 『おはよう。一兄』『おはよう。お兄ちゃん。あれ?夜白 お兄ちゃんは?』それとお父さんと付け加えた。 「あぁ…夜白なら俺の部屋にいるだろ。親父は窓から落とした。」 と恐ろしい事をさらっと言う一護。 また?と笑う真咲。そして再び飛んで来た一心に一護は蹴りを入れ床に叩き落す。 「あーも!うっぜーな!クソ親父!夜白降りて来い!朝メシ食べるぞ!」 父、一心を踏みつけながら兄の夜白を呼ぶ。今から降りる!と返事が返って来た。 プロローグ終
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