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「お皿洗っとくからさ、
紗衣はお風呂入っといでよ。
寝落ち準備して、続き喋ろうよ」
麻紀は泊まりの用意も、明日の朝ご飯の材料も持ってきたらしい。
「何から何までごめんね。
もう、結婚しなくても麻紀でいいかなって気がしてきた」
「あたしはやだ」
ひどいよ、って笑えるのも、偶然とはいえ麻紀が居て崎田さんを追い返してくれたから。
お風呂に浸かって溜息を吐く。
今日の悶着は、同じ職場のあの新しい彼女だって知ってるはず。
敵視されるのは私なのにと思うと
また溜息が漏れた。
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