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「せっかく飲みに行ったのに、あいつと一緒になって体よく僕を追っ払ったじゃないですか！」
「体よくとか、人聞き悪い」
「あの後、何してたんですか？」
「何って……帰ったけど」
「普通に？」
「……普通に」
「あいつと？」
「…あいつじゃなくて戸川君ね」
「……」
三浦君が黙って私の顔をじっと見た。
三浦君にばれるはずはないけど、あのキスを思い出すと唇を意識してしまって、ごまかすようにコーヒーのマグに口をつける。
「……なんか先輩、
あいつの前では女の顔してました」
「ぶ…っ、熱っ」
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