379人が本棚に入れています
本棚に追加
/38ページ
「今までわたし、…先生が
うちの親の目を気にしてるのは、
先生が教師だからだと
思ってた。…でも…」
「違うよ」
田辺くんは
にっこり笑った。
「お前のこと、
これからもずっと、
大切にしたいと
思ってるからだよ。
ヤローってのは、そのために
相手の親のことまで
考えちゃうもんなの。
男同士だから、
わかるんだって」
「……」
胸がいっぱいになって、
言葉を見つけることが
出来なかった。
最初のコメントを投稿しよう!