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「姫、昼そんだけ?」
姫、に突っ込むのは放棄して。パンと一緒に買ってきたプリンと苺大福を袋から取り出す。
「や、この後デザート」
「ああ、やっぱし。細いのによく入るな」
むにっと、脇腹を掴まれると、すごくくすぐったい。
「あかんて、それ……っ」
「それって?」
このドS。
内心で悪態を付くと、ぱしっと相澤の手が払いのけられ。
いつのまにか、できすぎ君が側に立っていた。
「瀬戸」と僕は言った。
「相澤、やり過ぎ」
「姫の反応がおもしろいから、つい」
僕はおもんない。
瀬戸はそれを冷たい目で一瞥し、僕の後ろの席に座った。
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