エピローグ

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『君、可愛いな。いくつやねん?』 紫陽花が花開く梅雨時期。アランと初めて出逢った私は、まだ青い花びらを身に纏っていた。 『鈴蘭女学院大学附属…高校です』 中学二年生だった私が吐いた、小さな嘘。 『めっちゃ好きや』 青い花びらが、アランの言葉で徐々に色を変える。 『キスマーク禁止だからね』 甘い誘惑に… 花びらは次第に色づいていく。 私とアランの… 危険な恋の始まり…。
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