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オオカミと離れて、実家に戻って
宇佐美陽菜子。
短大生になって・・・19歳になりました。
約束したように、私の4月の誕生日とGWはオオカミが会いに来てくれて
なぜかお母さんは「あんた、彼氏と過ごすんやろ?お泊り許したるで」って・・・寛大で
彼氏がいるって…実家に戻ってから話したけど。
その寛大さがなんだか怖い!
でも、私はオオカミと過ごせてずっとくっついていたら
「1か月でそこまで甘えてくるとは…やっぱウサギだな。寂しがりやめ」
っていっぱいおなじようにくっついてくれて
「へへぇ、どう?女子大生だからツインテール卒業してみたんだけど」
って友達とちょっと背伸びしようって美容院でかけたゆるふわパーマを見せた。
「・・・ツインテールやめたら耳がなくなっちまうだろ。聞こえてんの?」
「聞こえるし!あれは耳じゃなくって髪の毛!」
「あぁ、聞こえてんのか」
からかわれて、からかって
いっぱいキスして
また、離れて。
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