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「和田隊長!本当に彼一人で大丈夫なんですか!?」
一人の若い男が、自分も戦えますと言わんばかりに言った。
「たしか彼は無能力者だったはずです!いくら隊長が信頼しているからって―――」
興奮する男の言葉をめんどくさそうに遮って、和田と呼ばれる男が口を開く。
「落ち着きなよ。
本日付でうちの隊に配属された…泉くんだっけ??
うちの隊での任務は初めてだから分からんとは思うけど、あの男が"やれる"と言って、出来なかったことは今までに無いんだ。
…それに、あいつとの約束もある。」
「約束…?」
泉は隊長の真面目な表情に、どこか悲しみを感じ、それ以上聞け無くなってしまった
バシューーーーーン!
遠くで任務成功の合図である青い閃光弾が上空に上がった。
「……ちっ、また俺のおごりか。」
あたまを掻きながらタバコをとりだし、憂鬱そうに和田が言った。
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